監査法人は個別株への投資が禁止されているけど、話題のつみたてNISAはできないのかな?
こういう疑問を抱くと思います。
私は現在監査法人勤務のスタッフで、同じような疑問を抱きました。色々調べたりして解決したので、それについて説明します。
監査法人でもつみたてNISAはできます
結論から言うと、株式投資が禁止の監査法人でもつみたてNISAは出来ます。
それはなぜか、つみたてNISAの対象となる金融商品が投資信託だからです。
インサイダー規制の対象となる個別株の取引は監査法人勤務者には認められていませんが、投資信託への投資はインサイダー規制の対象ではないため、監査法人でも可能となっています。
つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、投資信託の運用益が非課税となる仕組みのことです。
NISA以外で普通に投資信託を購入すると運用益には税金がかかります。
なので投資信託を購入する場合にはつみたてNISAを利用すればより有利に投資信託を運用できるような税制優遇制度です。
最近では、つみたてNISAという言葉を聞く機会も多くなり、気になっている人も多いと思います。
「つみたてNISAはやった方がいいよ」と聞きますが、つみたてNISAでの投資は株式投資禁止の監査法人でもやることができます。
余剰資金の全てを貯金に回している人は、投資の中でもリスクの低い投資信託から始めてみてはいかがでしょうか。
具体的な始め方
証券口座の開設
つみたてNISAを始めるには、まずは証券口座を作る必要があります。
証券口座は特にこだわりがなければ、「楽天証券」もしくは「住信SBI証券」のどちらかにしましょう。
どちらも手数料が低く、有利に投資信託の運用をすることができます。
私はどちらも併用していますが、つみたてNISAをまずやってみたい場合は楽天証券をお勧めします。
証券口座を作る上での注意点としては、「NISA口座」を作ることです。
開設手続きの中で選択する場面が出てくるかと思いますので、そちらを選択ください。
証券口座と銀行を連携すると便利
証券口座を開設さえすれば、すでに他行での銀行口座を利用して投資信託を始められます。
だたし、楽天証券なら楽天銀行、住信SBI証券なら住信SBIネット銀行とそれぞれ連携することをお勧めします。
どちらも連携することで手数料が安くなるなど、利点が大きいです。
楽天証券なら楽天カードも作るべき
証券口座を楽天証券にした場合は楽天カードも作りましょう。
楽天証券では月5万円までなら投資信託の購入に対しても1%のポイントが付きます。
つまり実質の運用益が1%確約されるという強みがあります。
投資信託の購入で貯まったポイントはさらに投資信託の購入に利用できるため、複利の効果を得ることもできます。
つみたて設定
つみたてNISAにはその破壊的な税制優遇効果のため、上限額が設けられています。
年間40万円のつみたてNISA枠、つまり月々33,333円まで購入することができます。
つみたて設定は前月の12日付近までに行わないと翌月からのつみたてが行えないので注意です。
どの投資信託を買えばいいのか?
今からつみたてNISAを始める人はどの投資信託を買ったらよいのか、よくわからないと思います。
そんな人のためにここではいくつかのおすすめを紹介します。
私も実際に購入している銘柄もあります。
・eMAXIS Slim全世界株式
・eMAXIS Slim先進国株式
・eMAXIS Slim全米株式
・楽天・全世界株式
・楽天・先進国株式
・楽天・全米株式
以上の6つのインデックス投資信託です。
投資の正解は誰にも分りませんが、これらの投資信託は分散投資が非常によく効いているため、今から始める人にもおすすめです。
一つだけに絞る必要もなく、自分が持ってて心地よいものを心地よい割合で運用しましょう。
買ったらどうするのか
一言でいうと、放置です。
つみたてNISAは長期投資を前提としており、どんな時も積み立てを続けることでドルコスト平均法を利用し、リスクが非常に抑えられます。
投資先をインデックス投資で分散し、購入時期を分散することで成り立つリスク低減手法です。
つまり、株式相場が落ちたからと言って積み立てるのをやめてはいけませんし、買いすぎも好ましくはありません。
積み立てNISAは設定したら放置。これで大丈夫です。